わたしは夫と結婚してから、毎晩とまではいかないけれど、だいたい週4回くらいは「夫ノート」というものを書いています。
これは夫とのやりとりで感じたことを書く日記のようなもので、例えば
「今日家事のダメ出ししちゃったとき、明らかにめんどくさいな~って反応してたな。あれはわたしが良くなかったから、次はこーしてみよう。」
とか
「最近自分の育児の話ばっかりパパに聞いてもらってて、パパの職場の話とか全然聞いてないな。帰りも遅いから最近仕事大変なんだろうな~。よし、明日の夜は必ずパパの仕事の話や愚痴を聞く日にしよう!」
こんな感じで、夫との会話や表情から気づいてこと、反省点、今後こーしてみよう、こんな風な妻になりたいという目標とか、つらつら書いています。
わたしは我が家の夫婦仲がラブラブなのはすべてこの夫ノートの成果だ!と体感済みなのですが、友人や電話相談のお客様(現在は受付を休止しております)にこのノートの話をするとかなりの確率で
「ノートは続かなそう…」
と言われます。そしてわたしも「もしいま自分がフルタイムで働いてたら、絶対書けないだろうな~」と思うのでそれ以上夫ノートを推すことはしていませんでした。
でも最近読んだ本で、「あ!!やっぱり夫ノートの効果は絶大なんだ!!」
という内容がずらりと書かれた脳科学の本があったんです。
あくまで私の感想ですが、引き寄せの法則をスピリチャル視点0%。脳科学視点100%で説明しているような本で、目標達成のコツなどが書かれている本です
その中で「夫ノートの威力が証明されてる!」と勝手に興奮したのが、1979年にアメリカのハーバード大学で行われた実験の結果でした。
この実験は、ハーバードの学生たちに何か目標を持っているかどうかの質問をして
84%の学生は、目標を持っていない。
13%の学生は、目標を持っているが紙には書いていない。
3%の学生は、目標をもっていてそれを紙に書いている。
という結果だったそうです。
そしてそれから10年後、さまざまな職業についた元学生全員の年収を調べると、驚きの結果に。
目標を持っていたけれど紙には書いていない13%の学生の年収は、目標を持っていなかった84%の学生の約2倍になっていたそう。
そして目標をもっていてそれを紙に書いていた3%の学生の年収は、残りの97%の学生のなんと10倍になっていたそうです。
この実験結果、人によっていろいろな見方ができると思うのですが、本の中では「脳に与える刺激のレベルの差がこの違いを生む」と紹介されていました。
確かに実際に紙に書こうとするとよくわかるのですが、ただ頭の中でモンモンと思っていただけのときより、自分の考えやイメージをより具体的にしないと言語化はできないのです。
読者さんやお客様から以前よくいただいていた質問で
「ノートじゃなくて、スマホのメモ機能でもいいですか?」
というものがあったのですが、これについてもこの本の中で実験結果として紹介されていました。
目標をキーボードでタイプした場合と手書きの場合では、達成率が手書きのときのほうが42%も高かったそうです。
これも脳に与える刺激の差が違いを生んでいるそうで、キーボードを打つときに使う指の動きが8種類なのに対し、手書きのときは1万種類以上の動きがあるので、その一1万種類の動きに対応する脳の部位が刺激を受けるので「刺激が多い=これは重要な情報だ」と脳が認識してその後の行動量、達成率に差が生まれるそうです。
わたしは人になんと言われようと文明の利器には頼りまくる!と決めているので、ルンバ、洗濯乾燥機、食器乾燥機など家電サマサマ生活を送っているのですが、やっぱり夫ノートだけは手書きが良かったんだ~!と再確認してワクワクしました。
1年前の夫ノートを見てみると、
「ここがよくなかったから、次はこーしよう。」と書いた翌日に
「また昨日と同じ八つ当たりをしちゃった…でもわたしはもっと気立ての良い優しい妻になりたいし、もっとなおちゃんと仲良しでいたいから、明日からまた頑張る」
とか、毎日毎日ほぼ同じよーな内容の改善したいこと、同じよーな内容の目標が繰り返し書かれていました。
でも1年前に書いたことはちゃんと全部達成されていて、もう悩んでいないことばかり。
脳科学の知識がなくても、「これだけ毎日自分の改善したいことや目指す夫婦像をしつこく言語化するまで落とし込めてれば、そりゃ~嫌でも自然とそっちに向かっていくよね。」と思いました。
最近は夫ノートに、娘とのやり取りの中で感じた反省点や、今度はこうしてみよう!こんなママになりたい!といった理想も一緒に書くようになり、娘にイライラすることも目に見えて減りました。
夫ノート、たしかに面倒と言えばそれまでなんですが、夫婦仲を改善したい人にはとってもオススメです
わたしは友人から、「ノートを書き続けてるなんてすごすぎる。夫婦仲のためにそこまでするなんて~!」とかよく言われるんです。
でも人生において夫婦仲って、「そこまでするに値するもの」ですよ^^
わたしは両親が65歳目前の今、熟年離婚の協議中ということもあって、なおさらそう思うのかもしれません。
明日が必ずくると思って過ごしていると、その明日はどこかで来なくなるかもしれないんです。失恋してから相手の大切さを知った経験、皆さんにもありませんか?
子供にいっぱい愛情を注ぐのももちろん大事。
でも子供がいつか家を出ていったら、そのとき隣にいるのは夫だけなのです。
熟年になって、ときめきも何もないけど、「夫婦だから一緒にいる。」という2人よりも
「この人と一緒にいるのが楽しいから、この人が大好きだから、一緒にいる」そんな夫婦のほうがぜったいに楽しいと思うのです。
「そこまでする?」と思っても、一度騙されたと思って夫ノートを書いてみるの、オススメですよ♡
夫の表情や言葉の変化を拾うアンテナがピンと立つようになるので、夫婦仲が必ず変わります。
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました♡
今日の記事が、いまこの情報を必要としているあなたに届きますように^^