うちの夫はどーせ家事も育児も手伝ってくれないから
とか
うちの夫はどーせわたしの誕生日を祝ってくれないから
と、完全に諦めて夫を「いないもの」として扱うと
ほんとに夫は妻の「思い通り」
どんどん「いないもの」に変身していきます
これはすごくもったいないこと
だって男性は今現在の姿が完成形なのではなく、
隣にいる女性の言葉の魔法によって、良くも悪くも日に日に変化しつづける生き物だから
お正月にこんなことがありました
わたしは授乳中の胸が乳腺炎になって高熱が出たため、夫が家に助産師さんを呼んでくれ、母乳マッサージを受けました
その助産師さんが30代後半~40代前半くらいのすごくおキレイな方で、現在3人のお子さんの子育て中とのこと
わたしは生後6ヶ月の娘1人だけでも毎日眠気と疲れでヒーヒー言ってるので、
3人育てながらバリバリ働くなんて、きっと旦那さんの手厚いサポートがあるのだろう。。
と話を聞いてみると
「いや、もー旦那はいないものとして扱ってます!」
とのこと。笑
↑「笑」って書いたけど、これ全然笑いごとではないのです^^;
わたしは助産師さんのこのセリフを聞いて、すかさず
「助産師さん、ご兄弟はいますか?^^長女ですか?」
と聞くと、
「え!なんでわかったんですか!?旦那をいないものとして扱ってるから!?笑
3人兄弟の長女ですよ~^^
と笑いながら答えてくれました
実はお客様の夫婦仲のご相談を受けるときも
(※現在は子育て休暇中で個人カウンセリングはお休みさせていただいています。)
「夫はいないものとして、家事も子育てももー全部1人やってます」
と答える方に、長女の方がすごーく多いんです。
(わたしは兄2人を持つ末っ子長女ですが、今日言っているのはわたしのような末っ子長女ではなく、兄弟の中で1番上の長女さんのことです^^)
必ずしも長女でなくても、育った環境や学生時代の人間関係の中で、
周りの人のために自分が我慢することや
人に何かをやってあげる立場でいなければいけなかった女性たちは
大人になってからも「人にやってもらう」よりも「自分が先にやる」ほうが慣れていて、その行動が定着しているんですね
実はこれは「心理学的ホメオスタシス」といって、人はたとえ望んでいない行動でも、長年やり慣れている行動をとっていた方が安心する
という脳の習性があるんです
なかなか家事を手伝わない夫に、最初は演技でもいいので
甘えてみる
お願いしてみる
そんな慣れない行動をとってみようとすれば、当然この「心理学的ホメオスタシス」が発動して
「いやいや、そんな安心できないことするよりも、いままでどーり、全部自分でやろう!」
と、慣れていて安心する行動に戻ってしまうんですね
でも夫に溺愛され、夫が家事や育児に協力的になるくらい夫婦仲を改善するには
いままで強い女性、我慢する女性の立場でいなければいけなかった人ほど
「弱い女性になる勇気」が必要になってきます
なかなか家事を手伝わない夫に、演技でもいいので
甘えてみる
お願いしてみる
これって、すごく勇気がいること
だって甘えてみても夫がやってくれなければ、余計傷つくとわかっているから
じぶんが傷つく可能性があることを受け入れないと
「なんでわたしがお願いしなきゃいけないの!?」
という怒りを隠して
「お願い♡」
と甘えてみることはできないから
「わたしはもう一人でやっていきます」
と、強い女性でいることよりも
「あなたの助けが必要です」
と、相手にとって「弱いじぶん」になることのほーが、ずーっと「強さ」が必要なんですね
そしてお願いしてもすぐにやってくれないかもしれない夫の変化を待つ忍耐力も必要になってきます
なんかここまで書くと、夫婦仲を改善するのって、すごく大変そうですよね。。
そう、大変なのです。一度壊れた夫婦仲を改善するのは、ほんとにたくさんの時間とエネルギーを必要とします。
でも女性だけが、この大変な過程を乗り越えられるんです
なぜなら「弱い自分になる強さ」は女性しか持っていないから
男性は、
女性の役に立てない「弱い自分」でいることを、もっともっと怖がります
妻に「いないもの」として扱われてきた男性は
役に立たない自分
を目の当たりにしたくないので、さらに妻や家庭から
逃げて、逃げて、逃げ続けてしまいます
そんな、女性よりずっと傷つくことが怖い男性に
「私にはあなたの力が必要です」
というメッセージを伝えて、夫がもう一度妻の幸せのために何か行動をおこす勇気を与えてあげられるのは、世界でたった一人、妻だけなんですね
なぜ男性のほうが女性よりも体が大きくて、力も強いのか
人間も動物も植物も、この地球上のものすべてが、ちゃんと何かの意味があって今の姿、形に進化し、存在しています
男性は女性を助けてあげたり、喜ばせることができたときに幸せを感じ
女性は男性に優しくされたときに幸せを感じる
この男女が元々生まれもった「心の習性」にぴったり合うように、わたしたちの体にも男女差があるんですね
だからこの自然の摂理に合った習性を無視しない夫婦関係を目指したほうが、男女共に幸せになれるんです
あなたが「弱い女性」になる勇気を持つことは
夫に媚を売ることでも、恥ずかしいことでもなんでもなく
夫を「妻を笑顔にすることができる強くて優しい男」でいさせてあげられる、大きな大きなプレゼントです
何でも完璧にこなせる良い女になろうとするより、夫を良い男でいさせてあげる
いまの夫婦関係がどんな状況でも、あなたが夫に与え続けたこの勇気のいるプレゼントは、必ずあなたのもとに夫からの愛情として返ってきますよ♡
この世界はいつも、自分が放ったものが時差はあってもちゃんと自分のところに返ってくるからです
最後に、今日のブログを書きながら思い出した本を紹介します♡
夫の男性心理や、男女の考え方の違いをすごくわかりやすく書いてあり、夫婦仲がどんどん良くなるヒントが詰まっているのでオススメです♡
どちらもアメリカでベストセラーになった良書で、このブログでも何度か紹介させていただいています。
わたしは以前、婚活中の友人にこの2冊をオススメしたらすぐに読んでくれて、彼女はなんとたった半年後に見事に結婚しました♡そして来月結婚式に行ってきます^^♡
「もっと早く読んでおけばよかった!!」
と、わたしが5年ほど前にこの2冊を読んだときとまったく同じことを言っていて笑、ほんとに目からウロコの発見が多いのでオススメです。
それでは今日も、読者の皆さまのときめく夫婦生活を応援しています^^♡
読んでいただきありがとうございました♡